
【一貫高校1年生 イングランド研修】7日目
【高1一貫イングランド研修】7日目
午前中は、グロスター市内の公立学校 Chosen Hill School(チョーズン・ヒル・スクール)を訪れ、Drama(演劇)とWelfare(福祉)の授業を受けました。
Dramaの授業では、自己紹介とアイスブレイク活動の後、少人数のグループに分かれてSkit(寸劇)を制作・発表しました。先生から「教室」「ビーチ」「お店」「レストラン」などの場面設定が与えられ、それぞれのグループが考えたストーリーを英語で演じました。日本ではあまり経験のない活動でしたが、生徒たちは大きな声で堂々と演じ、観客役の生徒からも盛大な拍手が送られ、大変盛り上がりました。
Welfareの授業では、実際にfostering(里親)をしているご家庭を招き、イングランドの里親制度について学びました。まず、イギリスにおける里親制度の種類やadoption(養子縁組)との違いを学んだ後、「どのような子どもが里親を必要とするか」「里親になるにはどのようなスキルが必要か」について英語で意見交換を行いました。
生徒たちは「Because they need love(愛情が必要だから)」「Because children need a safe place to live(安全な生活の場が必要だから)」など、これまで学んだ英語を使いながら、自分の考えをしっかりと発表していました。
昼食は、ホストファミリーが用意してくれたお弁当を学校でいただき、午後はForest Green Rovers Football Club(フォレスト・グリーン・ローバーズFC)のホームスタジアムを訪問しました。このクラブは、世界で初めて「ビーガンクラブ」を宣言したイングランドのプロサッカーチームとして知られています。本拠地は生徒たちがホームステイをしているグロスタシャー州にあります。
クラブは2015年にビーガン化を宣言し、選手や観客に提供される食事からクラブ運営全般まで、動物性食材を一切使用しない方針を徹底しています。また、環境保全にも力を入れており、ソーラーパネル設置、雨水の再利用、芝生のオーガニック管理など、持続可能な運営を行っています。さらに、観客用トイレには最新のリサイクル技術が導入され、排泄物は水と堆肥に変えられ、芝生の維持に活用されています。
現役コーチ2名によるスタジアムツアーの後、生徒たちは「エコなスタジアム」をテーマに自由に絵を描いたり英語でアイデアを書き出したりしました。コーチからは “Good idea!”(良いアイデアだね) “Great stadium!”(素晴らしいスタジアムだね)といった声をかけてもらい、生徒たちも笑顔を見せていました。
週末は、それぞれのホストファミリーと過ごします。
(Forest Green RoversFC 公式ホームページ:https://www.fgr.co.uk/)







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