国語

学習の基本、国語を重視

「国語」は教科である以前に「ことば」です。わたしたちはこの「ことば」を使ってものごとを考えますから、あるいは「考える力」そのものだといっていいかもしれません。

考える力は、なかなか一朝一夕で身につくものではありません。

「初めにことばありき。ことばは神なりき」有名な聖書の書き出し部分ですが、五感で感じ、心動かされたことを他者に伝えるのもことばなら、悩んだり疑問に思ったことについて、考えを頭の中でまとめる道具も、またことば。日本で生まれ育ったわたしたちにとっては、日本語です。

ことばとはじつに命の長い生き物です。大昔から長く受け継がれる中で、その時代、その時代に形を変化させながら生きながらえてきました。現代文だけでなく、古文もあります。また、歴史的に日本語に大きく影響をあたえた漢文(中国の歴史的文物を読み解く分野)もあります。

現代文(小説や詩歌・論説文)を学ぶには読書が非常に効果的です。本校では中学校3年間で42,195ページを読み切るという「共栄読書マラソン」を行っています。

また、授業前のMタイムには速読練習を行っています。42,195ページ読破に向けての手助けになるでしょう。12月には「百人一首大会」も行われます。古文に慣れるには百人一首の暗誦が大変役立ちます。これらを、有効に活用してください。

漢字検定・文章検定に向けての書き取りや文章表現練習にも、日々自主的に取り組みたいものです。

読む力と書く力を十分に身につけることができたとき、ことばはあなたの人生の財産となることでしょう。

「初めに国語がある。学びも、伝えも、青春も、苦しいことや悲しいこと、辛いことさえもが、ゾクゾクするほど面白い物語に、詩歌に変わる」。