春日部共栄中学校 学校案内2022
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小南久芳学校長2021年4月から新校長に就任されましたが、抱負は?中学校(2003年創立)校長としては矢口・元校長、宇野・前校長に次いで3代目となります。前任の校長先生や諸先輩方が残された実績に敬意を払いつつ、その上で次代を見据えた新たな価値を創造することが私に課せられた使命であると自覚しています。共栄での教員生活で特に大事にしてきたことは?生徒たちには主体性と協調性のバランスということを常に言ってきました。簡単に言うと、主体性は「自ら進んでやること」、協調性は「みんなで力を合わせてやること」ですが、協調性なき主体性は独善につながり、主体性なき協調性は迎合につながる恐れがあります。両方をバランスよく持った人間性を育むことが共栄の目標になります。新たなコース制が敷かれましたが、その意図は?早い段階から進路に対する意識を持ち、大学進学につなげてもらうためです。ただし、中学段階はいろいろなことに興味を広げるべき時期ですから、高校での文理分けのような固定的なものではありません。全ての教科を好き嫌いなく学び、その上で得意分野や興味のある分野を徹底的に伸ばすことに重きがおかれます。学びたいという意欲があれば、高校の内容でも、場合によっては大学の内容でも学べる。そういう意味を持ったコース制です。共栄と言えば、文武両道のイメージがありますが?生徒たちは勉強だけでなく部活や学校行事にも全力で取り組んでいます。ただ、中学校の部活については、心身の成長期という点を考慮し開校以来、週3日・一日1時間半程度としています。勝利至上主義に陥ることなく楽しく活動していますが、それでもいくつかの部は全国大会に駒を進めています。生徒たちの集中力の賜物だと思います。大学進学指導については、どのようにお考えですか?大学進学だけで満足し、そこまでで燃え尽きてしまう人間を作りたくありません。その意味で「大学までの人ではなく、大学からの人に」と言い続けています。しかし、このことと受験指導とは別問題です。学びの意欲を継続し、自分自身を成長させるには、全国から優秀な若者が集まる東大・早慶など、いわゆる難関大学に進むのがもっとも確実な方法です。それを実現させるため6年間徹底指導します。11TOP INTERVIEW主体性と協調性のバランスが大事難関突破してこその「大学からの人」小南 久芳・新校長に聞いた5つの質問01.02.03.04.05.

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